老健は介護老人保健施設の略称です。利用者様の在宅復帰や在宅療養支援を目的とする施設で、介護保険を利用できます。介護サービスに加え、医療ケアやリハビリテーションを受けることが可能です。施設には介護福祉士、医師、看護師、リハビリ専門員、管理栄養士、相談員、ケアマネージャーなどの専門スタッフが在籍しており、複合的な観点から利用者様一人一人に合わせたケアプラン(介護サービス計画書)を立案し、日常生活の介助や自立に向けての支援を行います。ケアプランは3ヶ月に1度の割合で継続的に見直しを行います。
悠久荘には医師が常勤するほか、24時間体制で介護士と看護師が利用者様の介護と医療ケアを担当します。3者のほかにも専門のスタッフたちと連携を組んで、衣食住にまつわる生活支援や日々の健康管理を行います。利用者様が少しでも自立した生活を送れるように、寄り添う介護サービスをご提供します。
悠久荘ではリハビリテーションに特に力を入れています。立つ・歩くなどの基本動作や日常生活動作、認知機能面のリハビリを担当する理学療法士(PT)・作業療法士(OT)、言葉を使うコミュニケーションや嚥下障害などのリハビリを担当する言語聴覚士(ST)が、ケアプランに基づいたリハビリテーションを行います。
また、リハビリテーションの他にも生活環境の整備や福祉用具の選定等を行い、自立度の高い生活を送ることが出来るよう支援しています。
そして、在宅復帰を考えている方に対しては、事前にご自宅を訪問し生活環境と動作確認を行い、必要に応じて生活環境や福祉用具の選定等を助言しています。ご自宅での生活を安心して安全に過ごすことが出来るよう、居宅ケアマネージャーや他事業所とも連携し在宅復帰を支援します。
当施設は、リハビリテーションを中心とする介護サービスをご提供することで、より住み慣れたご自宅での生活復帰への支援を行っています。ご利用いただけるプランは、おもに3種類に分かれます。相談員が担当窓口となって、入所希望者様、ご家族様の状況をお聞きした上で、各専門スタッフがこれからの介護やリハビリについて、方向性を一緒に考えていきます。
長期入院から在宅復帰するのを目指し、利用者様のケアプランに基づいた集中的なリハビリを実施します。退所後は、ご自宅での介護サービス等でフォローしながら生活していただきます。
ご利用者様やご家族様のご都合に合わせて、1年サイクルでご自宅での生活と悠久荘の入所を繰り返します。専門スタッフがお住まいの環境を考慮しながら、ご家族様の在宅介護をサポートします。
特別養護老人ホームなど他施設での入所を申し込み済みで、空室が出るまでの待機期間が長期に及ぶ場合、ご自宅での生活と悠久荘の入所を繰り返していただきます。ご利用可能期間は数ケ月から年単位までさまざまです。
まずはお気軽にご相談ください。65歳以上で要介護1以上の方が入所の対象となります。
ご家族様と相談員による面談を行い、ご利用者様の状況やご要望を伺います。
施設利用申込書や健康診断書等など入所に必要な書類を揃えてご提出いただきます。
居室や共用スペースなど、施設館内をご見学いただきます。
施設長と専門の管理職が集まり、書類や面談内容に基づいた会議を行います。
入所に必要な事前準備を進めた上で利用契約を結び、利用開始日を調整します。
利用者様の悠久荘での生活と介護サービス利用がスタートします。
悠久荘の特徴のひとつは、専門スタッフを揃えて質の高いリハビリテーションを提供していることです。リハビリのみならず、医療、栄養、介護などの専門領域を横断して、日常生活の中にも在宅復帰を目指すための活動をとり入れ、利用者様をサポートしています。このページでは、毎日の暮らしと当施設の取り組みについて、わかりやすくご紹介します。
悠久荘に入所している利用者様とそのご家族様に、当施設やサービス利用に関するご意見をいただきました。当施設では、皆さまの声をより快適な施設運営に反映できるよう努めております。
悠久荘は、施設が広くてゆったり過ごせるので、とても気に入っています。自宅にいる時は、ほとんど歩く機会がありませんが、入所しているとリハビリを行う以外にも、食堂へ向かったり、廊下を歩いたりするだけで身体を動かせるので、とてもいい運動になっていると思います。
自宅にいる時は、家族からあれこれ言われることも多いのですが、悠久荘にいる時は、周りの皆さんと仲良く交流して、のびのびと楽しんでいるようです。家庭にいながら一人でリハビリを受けるのは難しいですし、自宅と施設の行き来を繰り返すのは、本人にとってもメリハリのあるいいサイクルになっていると感じます。