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お知らせ

新型コロナウイルス感染症対策につきまして

  令和 5年 5月になりました。5月8日には新型コロナ感染症の感染法上の分類を現在の2類からインフルエンザと同等の5類に変更になりました。

 感染法上の分類が変わっても、新型コロナウイルスによる感染症の感染性の高さ、高齢者や基礎疾患を有する人が重症化しやすいこと、また、年に数回の流行の可能性があり、新たな変異株も出現する可能性も残されたままであることは変わりありません。一方で人の往来が活発化することで、医療・福祉施設の外部環境は感染リスクがより高くなるといえます。

当施設は介護老人保健施設ゆえ感染時に重症化しやすいご高齢で基礎疾患を抱えた入所者の方も多く、また、認知機能の影響から、自ら理解して感染防止の行動がとりにくい方も少なからずいらっしゃることから、感染症の持ち込みを防ぐことが大切になります。

 新型コロナウイルスの感染が広がり始めた当初から、同感染症の50%は無症状感染者からの伝播であるとされていました。昨年8月の当施設でのクラスター発生時の利用者・職員の検査結果からは無症状で検査陽性となった割合は57%でした。このことからも、少なからぬ感染者が無自覚にウイルスを広める可能性と、そこに気づかずにいることで感染範囲を著しく拡大させる可能性を実感いたしました。

 今後も、ワクチン接種の有無に関わらずウイルスを保有した外部からの訪問の方や職員が無症状・無自覚のままウイルスを施設内に持ち込んでしまうリスクは看過できず、施設内・外での職員の感染対策に今一度注意喚起するとともに、入所者さまの外出や面会には一定の配慮が必要と考えています。

 なお、現在既に、マスク着用については個人の判断に任される事が国の方針として示されていますが、当施設では感染時の重症化リスクが高い高齢者が多く入所されていること、また、疾患の性質上、感染予防的対応の理解が困難な場合もあり、これまで同様当施設来設時はマスクの着用をお願いいたします。

以上につきまして、どうか皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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